2100年01月01日

プロローグ

 
 『大神先生の陰嚢に触るとしあわせになれるらしい』
 
 そんな噂が女生徒たちの口に上りはじめたのは、いったいいつからだろう。
 もう何代も前の少女から、ひそかに、しかし連綿と宇佐木学園に語り継がれてきた伝説。
「大神先生の陰嚢に触ったおかげで志望校に合格した」
「大神先生の陰嚢に触ったおかげでソバカスが治った」
「大神先生の陰嚢に触ったおかげでいいタイムが出た」
「大神先生の陰嚢に触ったおかげで生徒会長になれた」
 でも中には効果のなかった生徒だっている。
 その子たちは自然とこういうことを言い出した。
「触っただけじゃあ不十分。舐めればもっとしあわせになれる」
「舐めればいいわけじゃなくて、ちゃんと先生のこと気持ちよくできないと効果がない」
「大神先生が本当に気持ちよくなると、出る精液の量が5倍になる。それがご利益の目印」
 やがて誰かがささやいた。
「大神先生の陰嚢には神様が住んでいる」
 これはそんな大神先生が、中高一貫の全寮制女子校、私立宇佐木学園で過ごした日々の物語。
 
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2012年08月04日

午後11時30分

「先生、私の平泳ぎ、どうだった?」
「ああ、すごく速かった。びっくりしたよ」
「そうじゃなくて。きれいだった?」
「ん? ああ。きれいだったよ。セクシーだった」
「ホントに?」
「本当だよ」
「ホントかなあ?」
「……あっ、コラ」
「わあ本当だ。先生、私の平泳ぎを見てこんなになっちゃったんだよね」
「まったく、しょうがないな、水本は。そうだよ。お前の平泳ぎがあまりにセクシーだったから、こんなになっちまったんだ。息継ぎがままならなくて苦しいよ。早く俺のも自由形にしてくれよ」
「……もぉ、先生ったら」
「すまんすまん。なっ、ほら」
「きゃっ」
「なんだ、初めて見るみたいな声出して」
「だって久しぶりだったし、それに、こんな……すごい」
「それだけ水本が魅力的だったってことだよ」
「うれしい。先生、私一生懸命やるね」
「ああ、バタフライみたいに激しくやってくれよ」
「先生ったら。バタフライは葵の専門じゃない。ちぇ、妬いちゃうな、まったく。……えいっ」
「うわっ、お、お前、いきなり」
「……ほ、ほう? へんへぇ、ひもひひぃ? じゅっぽ、じゅる、ちゅぱ、ぷちゅ、ぴちゅ、にゅちゅ」
「あ、ああ。水本の口の中、すごく暖かいのな。まるで、温水プールみたいだ」
「……ぷはぁっ。やだ先生、じゃあ先生のこれはスイマーなのね?」
「ああっ、離さないで続けてくれ。俺、まだ、ぜんぜん、泳ぎ足りないんだから」
「もう、しょうがないなあ。じゃあ次は背泳ぎだぞ、あーん」
「あっ、そんな裏筋のほうを」
「へんへぇ、ほほがふひはんはほんへ」
「あ、ああ、水本、先生たまらないよ。先生の専門は、やっぱり背泳ぎだ、背泳ぎなんだっ」
「……んぱっ。先生かわいい。でも本当かな? じゃあ、こんどは平泳ぎさせてみよっと。かぷ」
「う、うあっ。そんな。陰嚢を、陰嚢が」
「ふふ。へんへぇの、れろっ、陰嚢、ぴちょぴちょ、らーいすき」
「お、おい。そんなに無邪気につついて。そ、それは塩素の固まりなんだぞ」
「ええー、そうなんだ。じゃあここで消毒液を作ってるってこと?」
 
posted by おむすび三太 at 23:30| 8月4日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月03日

午後11時45分

 呼び鈴を受けて玄関のドアを開けると、そこに立っていたのは夏目馨だった。
 3年すこやか組の夏目馨は、黄緑色のキャミソールに薄茶色のプリーツスカートという制服姿。バスケ部らしいショートカットの髪がかすかに湿り気を帯び、廊下に差し込む月明かりに照らされているのを見る限り、風呂にはもう既に入ったものらしい。ということはわざわざ着替えてやって来たのか。
「どうしたんだ、こんな時間に」
 大神が問いかけると、夏目馨は気まずそうにもじもじと体をくねらせた。珍しい仕種だ。
 夏目馨はきっぱりとした性格で、先輩や教師相手にも物怖じせず自分の意見を主張する、強い少女だった。その清々しい純潔性にファンも多く、キャプテンを務める中等部バスケ部の試合では、馨が活躍するたびに会場に集まった少女たちから黄色い声援が飛ぶ。
「あのね、大神先生……。お願いがあるんだよ」
 馨は視線を正面に、大神の胸のあたりを見つめながら言う。バスケ部のキャプテンだが、スピードやテクニックで勝負するタイプで、決して身長が高いわけではなかった。
「お願い? なんだ、言ってみろ」
「先生のさ、その……陰嚢、それ、触らせてもらえないかな」
 馨はそこまで言うと、まとわりつく羞恥を振り払うかのように毅然とした様子で大神の顔を見つめた。
 大神は詳しく説明してもらうため、馨を室内に招き入れる。寮内で使用するスリッパを脱いだ馨は裸足だった。足も決して大きくないが、指がそれぞれハッとするほど静謐で力強い。このよく締まった足指でもって試合中の敏捷な動きを実現しているのだな、と大神は感心しながら見た。ガーターリングテイクオフショーツソックスを穿いていない馨はさながら籠から放たれた鳥のようで、リビングへと歩みを進める駆けるような軽やかなステップに、プリーツスカートは早々に音を上げ、中の淡い桃色のショーツを覗かせた。もちろん馨がそんなことを気にする素振りはまるでない。
 そしてソファーに座らせて聞いた馨の話はこうである。
 馨の双子の妹であるあざやか組の葵が、昨日から高熱を出してしまっている。葵は昔から高熱を出すと長引くので心配だ。月曜日には葵の所属する水泳部が参加する記録会が控えている。なんとかここまでに快復してほしい。そのためにはただの薬じゃ足りない。そこで神様が棲んでいると言われる大神の陰嚢の力を貸してほしい。私が触って、そのご利益を葵に捧げてあげたい。
 夏目葵が風邪――というところで大神はビクッと体を震わせた。葵が風邪を引いた理由は、やはり昨日の朝勃ち当番の際のあれが原因だろうか。だとすれば風邪を引いたのはほとんど大神の責任である。
「わかった。そういうことなら協力しよう」
 大神がそう応じると、夏目葵は曇らせていた顔をパァッと輝かせた。
「しかし、本当に大丈夫か? 馨は陰嚢、初めてだろう。こういうの、嫌なんじゃないのか?」
「――えっ? 先生、なに言ってるの。私、先月あ、朝勃ち当番やったじゃんか」
「分かってるんだよ。騙されたふりしたが、あれは葵だろう。馨は俺の陰嚢なんかに興味ない。だけど葵のために自分の名前でも申し込んでいたんだろ。そして見事当選して、妹に譲ってやったんだ」
posted by おむすび三太 at 23:45| 8月3日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

午後7時35分

 大浴場を利用するのは久しぶりだが、相変わらずだなと大神は思った。少女の裸体に少女の裸体が重なり、すさまじいまでのピンク色の世界である。はじめは真っ白だったタイルが、見るたびに桃色に染まってきている気がするのは気のせいだろうか。
 さてせっかく大浴場なのだからひとりで入ってもつまらない。誰かいないか。
「お、いたいた」
 南歩美の姿を見つけ、大神は嬉しくなる。見やると茶道部の後輩である丸井詩春と、そして村崎翔子も一緒だ。どうやら南と村崎は昨日今日の一件以来、すっかり仲良しになったらしい。たしかにふたりのチームワークが生み出す快感はとんでもなかった。
「おーい、南」
「えっ? あ、大神先生だ。なになに、どうしたの?」
「ん? 南野じゃないか」
 どうやら南歩美を呼んだのを、近くにいた南野みちるが自分のことだと勘違いしたらしい。そう言えばソフトボール部ではそう呼ばれているんだっけ。
 南野のぺったんこの胸を見て、次に南の見目よく膨らんだ胸を見た。今日はやはり南の気分だ。
 適当に南野の頭を撫ぜておさらばし、大神は南たちのほうへ歩を進める。
 その進行方向に、いきなり割り込んできたのは夏目葵だ。普段は黄緑色のビキニ、授業では紺色のスクール水着、部活では銀色の競泳用水着を着用する少女は、なんとも複雑な日焼け模様である。
 あまりの興味深さに、思わず大神の手が伸びる。迷路のように入り組んだその模様を、指で伝った。水に浮きやすい体づくりを心掛けているという夏目葵の体は、ぷにぷにと柔らかい。
 さらにはそこに水本愛と佐倉ありさという6年あざやか組コンビまでやってきた。夏目葵と同じく普段がビキニで水泳部所属の水本愛にも、まったく同じような日焼け跡があった。
「大神先生、葵ばっかり触るの、ずるいです」
 そう言うと、ずいと体を割り込ませてくる。水着から解放された水本の肉体は、ひどく自由形だ。
 それと同時に下半身では、佐倉ありさがひざまずいて大神の男根をいじり始めた。
「うぉっ。お、おまえら、な、なんだんだよ、こんな、急にっ」
「いいから。先生はただ気持ちよくなってください」
 水本愛はそう言って、大神の両手を自らの胸に当てた。水よりもはるかに柔らかい感触。
「あー、茜ちゃんだ」
 そのとき、南野みちるが間の抜けた声を出した。「茜ちゃん」とは日野茜のことだろうか。たしか南野みちるの兎は日野茜だった。ただし急に湯気が濃くなってきていたため、南野みちるの視線の先にいるらしい茜の姿は、大神の位置からは捉えられなかった。何人かの少女が集まっているのだけは分かる。
 それよりも今は目の前の快楽に集中したい。やはり佐倉ありさのリズミカルな奉仕はたまらない。
「で、出るぞ。もう出してしまうからなっ」
 そうして大ジャンプした精液は、南野みちるの所まで届いたのだった。
posted by おむすび三太 at 19:35| 7月26日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

午前11時00分

 これは世間的に割と珍しいことなのだろうが、宇佐木学園では健康診断を7月に行なう。期末考査が終わり、テスト休みを経た返却日の翌日から健康診断が始まるのだ。このため春に入学したばかりの1年生は、約3ヶ月データなしで学園生活を過ごすことになる。もっとも健康診断の数値を普段の生活で必要とすることはまずないので、特に問題はない。しかし珍しいことには変わりはない。この理由について以前に学年主任に訊ねたことがある。すると学年主任もたしかな答えは知らなかったが、そのときは「たぶん春先だと下着姿がまだ寒いからではないか」という推論に至ったのだった。
 たしかに女子校の気楽さで、学校中の教室に配置された診断ポイントを、女生徒が下着姿で闊歩する宇佐木学園の健康診断は、寒い季節だと難しいものがあるかもしれない。せっかくの少女たちの自由奔放な肉体を、寒さで萎縮させてしまうのはきわめてもったいないことだ。それは頷ける。
 同じく下着で行なうイベントとしては、つい1週間ほど前に実施されていたランジェリー期末考査があるが、これは下着姿になると言っても少女たちは教室から出ないため、12月に行なう2学期の期末考査も、教室にエアコンをガンガンに効かせて行なう。生徒たちからは頭がぼんやりして試験に集中できないと不評だが、カンニング防止なのだからしょうがなかった。
 健康診断は宇佐木学園の大規模な年中行事のひとつだが、さすがに校舎全体にエアコンを効かせるわけにもいかない。それなら生徒たちに服を着せて移動をさせればいいと普通なら思うだろうが、そんな悠長なことをしていたらとてもじゃないが予定通りに作業が終わらない。
 なにしろ宇佐木学園の生徒数は中学部と高等部を合わせて約1200人。これが全員、体重、身長、座高、胸囲、アンダー、ウェスト、ヒップ、視力、聴力、耳鼻科、内科、血液、尿、さらには体力テストも兼ねているため、50m走、ボール投げ、懸垂、反復横とび、垂直とび、立位体前屈、背筋、握力などの測定を行なうのだ。もちろん1日では終わらないので、日程は3日も用意されている。それでも最終日はかなり駆け足になってしまうのが常だった。そんなわけだから、体重を量るにあたり生徒ひとりひとりが服を脱いで籠に入れるような暇はまったくないのだ。
 もっともさすがに胸囲とアンダーを計る際に外すブラジャーは、直前にその作業を行なうことになっていた。大神はブラもまた外したままですべて行なえばよいではないかと思うが、その計測以外ではブラを着けていない意義はまったくない(むしろ50m走のときに邪魔になる)のだから、これはしょうがないことだった。とは言えそれなら聴力検査の際に下着姿である理由もまったくないのだが。
 しかしブラを外す作業、これを生徒に任せると当然ながらすごく時間が掛かる。年頃の少女というのは、ブラを外したりショーツを脱いだりする工程に、必要以上に時間を掛けたがる生きものなのだ。
 そこで大神は考えた。いっそのことブラジャーを着けたまま計測部屋に入場させ、俺が外せばいいのだと。それならば一瞬である。少女を前屈みにさせ、右手の指先でホックを外し、ブラジャーを床に落とす。右手はホックを外したその勢いのまま、左手で持っているメジャーの端を掴み取り、少女の胸の上に走らせればよい。この匠の技ならば15秒も掛からない。
 なにしろ3日間で1200人のバストとアンダーを、たったひとりで計測しなければいけない大神は、1日に400人の生徒を処理する必要があるのだった。
 
ラベル:学校行事
posted by おむすび三太 at 11:00| 7月18日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月10日

午後2時45分

「……なるほど」
 目の前で涙ぐみながら話す3年まごころ組、茅野楓の肩が震えている。
 隣りに座るほがらか組の紺野雪子が、震える親友を抱きしめた。紺野雪子の黄緑色のTシャツは生地が薄い涼しげなデザインで、背中から桃色のブラジャーが透けて見えた。
 そ、と大神はその背中に手を伸ばし、ホックを外した。身体に張り付かなくなった紺野のブラ紐は、背中に凹凸を作ってだらりと垂れ下がった。そのまま半袖の口に手を突っ込み、両方から肩紐を引っ張る。そして伸びた肩紐の輪っかに腕を通過させた。こうすればもう紺野雪子の桃色ブラは、胸とTシャツの間にただ浮かんでいるに過ぎない。それを裾からするすると引っ張り、身体からブラを完全に引き抜いた。こうして現れたノーブラの紺野雪子の乳房を、大神はTシャツ越しに抱え込む。紺野はなかなかに発育がよく、中3にしてすでにCカップはあった。まだ硬さがあるので、こうして揉み上げることでさらに高みを目指せるはずだ。全体を撹拌させるような手つきで、大神は紺野雪子の発育途上の胸を揉み擦る。
 そのまま椅子を近づけて、ほとんど紺野雪子を後ろから抱きかかえるような体勢になった。紺野雪子が茅野楓を抱き締めているので、3人が密集する形となる。
「つまりテスト休みで街に出た際、気持ち悪いおやじに捕まった、というわけか」
 茅野楓がコクリと頷く。
「それで、なにかされたのか?」
 大神はなおも紺野雪子の乳房を揉みながら訊ねる。乳房は次第に熱を帯び始め、乳首に血が集まり始めた。指先で尖端を掠めてやると、紺野雪子は小さく声をあげた。
「……いえ、実際にはなにもされませんでした。ただずっと性器を見せられて、それを触ったり舐めたりするよう要求されたんです。本当に……本当にしつこく。無理強いはされなかったんですけど、すごく怖かったんです。私、声が出せなくなっちゃって……」
「そうか。つらかったな。よくがんばった。茅野が実際になにもされなくてよかった」
 大神はそう応じつつ、紺野雪子の乳房から右手だけを引き剥がし、茅野楓のスカートの中へと移動させた。そしてプリーツスカートで隠された太腿を、ツーと撫ぜ上げる。熱を帯びる紺野雪子の乳房に比べ、そこはまだずいぶんとひんやりしていた。
「それで、そいつはどんなおやじだったんだ? そいつはまだ宇佐木学園の周辺にいるかもしれない。次の被害者が出る前にどうにかしなくちゃならない。なにか特徴はなかったか?」
 左手1本だけになってしまった紺野雪子の乳房をいじくる手を、大神は裾からTシャツの中へと差し入れた。そして腕全体を使って両方の乳房を刺激する。手にぶつかる硬い乳首の感触が愉しい。
「えっと、見た目は割と普通の人だったんですけど、しゃべり方が関西弁でした。でもちょっと嘘っぽい関西弁だった気もします。それで、自分は王族の末裔だって言っていました」
「…………ふうむ」
 おかしな奴がいるものだ、と大神は思った。そうしているうちに右手は茅野楓のコットンショーツまでそろそろと及び、脚を通す穴から指を通していた。しょり、という14歳の生えかけの陰毛の感触が愉しい。
posted by おむすび三太 at 14:45| 7月10日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月05日

午前11時10分

 チャイムに合わせ大神が号令を掛けると、5年おもいやり組の少女たちは一斉にテスト用紙を引っ繰り返した。その瞬間「きゃっ」と声を上げたのは、剣道部の海野美奈だ。美奈は意気込むあまり力の加減を間違えたようで、用紙と一緒にブラジャーのカップ部分を引っ繰り返してしまったのだった。
 ブラジャーとほぼ同じ色の、桃色の乳輪が覗ける。ブラジャーで隠しているものがブラジャーと同じ色をしているならば、ブラジャーをする意味はないのではないかと大神は思う。
 試験中なので大っぴらに声は出せないものの、周囲の少女たちからクスクスと笑い声が漏れる。
 もっとも女子校に5年も通っている少女たちなので、裸に対する羞恥心はほぼ皆無に等しい。そのためこの場合の笑いは、単に美奈の慌てている様子が可笑しかったに過ぎない。たしかに普段は剣道部の絶対的なエースとして君臨する海野美奈が、ブラのカップを引っ繰り返して「きゃっ」とかわいい声を上げる様は、なかなかに痛快なものだった。
 とは言えこれはおもいやり組だからこそ発生する笑いだろう。夏服がビキニのあざやか組では乳輪が露出することなど日常茶飯のため、この程度のことでは誰も驚かない。普段はワンピースで、ランジェリー期末試験での普段との落差がいちばん激しいおもいやり組だから、乳輪の露出が珍しい。
 美奈は急いでカップを直そうとするものの、焦ってかなかなかうまくいかない。
 仕方なく大神は立ち上がり、美奈のもとへ近付いた。そして机の後ろに立ち、ブラの紐を少し持ち上げながら乳房を掬い上げるようにして、向きを正したカップの中へと引き入れる。いっそブラそのものを外してしまおうかとも思ったが、やはりそれはおもいやり組の気風を勘案して止した。あざやか組なら間違いなくそうしていたが、おもいやり組だとさすがにそれは場がざわめくだろうと思った。
 華麗な手つきで乳房をしかるべき状態に直してもらった美奈は、頬を赤らめつつスポーツ少女らしいさわやかさで大神に向かって頭を下げると、テスト用紙へと向き直った。
 その瞬間に「きゃっ」と声を上げたのは、生徒会所属の日野瞳であった。
 見やると日野6姉妹の次女である瞳が椅子から転がり落ちそうになって、そしてなぜか尻をさらけ出していた。よく日焼けしたあざやか組の生徒がビキニを脱いだら尻が真っ白で驚くことがあるが、普段ワンピースを着用している瞳の肌は、腹も尻も関係なく白い。ピンクのショーツが剥がれた17歳の真っ白い尻の中央には、鮮烈な裂け目が走っていた。
 どうやら消しゴムを落としたのを拾おうとして、椅子のどこかの部分にショーツが引っ掛かってしまったようだ。その結果として尻を出しつつ椅子から落ちそうになっているところらしい。水泳部やバスケ部に妹を持つ日野瞳は、破壊的な運動神経の悪さで校内でも有名だった。
 秋の選挙で次代の生徒会長になるのが規定路線とされている優等生の、なんとも不恰好な姿だった。
 これにはさすがに周りの生徒も笑い声をおとなしく抑えることなど不可能だ。ドッと堰が切れたように、5年おもいやり組の教室は爆笑に包まれた。
 その大音量はもちろん廊下まで響き、隣りやその隣りの教室にまで届いただろう。
 あーあ、試験中なのに。これは間違いなくあとで学年主任に怒られることになるだろう。
 大神はそう観念すると、仕方なくスラックスのベルトを外した。そしてトランクスごと一気にそれを脱ぎ去る。毒を食らわば皿まで。どうせ怒られるのなら、試験中にセックスぐらいしておかなくては損だ。
posted by おむすび三太 at 11:10| 7月5日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

午後1時00分

 プール掃除も終盤に入り、はじめのうちはよそよそしかった掃除のメンバーも、だいぶ打ち解けてきていた。プールの端から端までをブラシ掛けで競争しながら、きゃっきゃきゃっきゃとよく笑っている。
 途中すっ転んでは水着を濡らし、しかしそれは夏の太陽によってあっという間に乾き、ふたたび走り出してはまた転び、その繰り返しだった。それで飽きることなくいつまでも笑っている。少女のいろいろな場面を眺めてきた大神だが、初夏のプール掃除にはしゃぐ少女には、特別の魅力が備わっていると感じた。
 2年きよらか組の榎本優と3年ほがらか組の紺野雪子の対決は、榎本の勝利に終わったようだ。やはり剣道部と新聞部では基本的な身体能力に大きな差があるのだろう。榎本は足腰がしっかりしているのかまるで転ばない。それに対し紺野は何度も転び、背中まである艶やかな髪をしとどに濡らしていた。しかしその髪もまたあっという間に乾かされるのだろうと大神は思った。
 次の対決は4年すこやか組の篠崎しおりと5年まごころ組の田村実夏である。茶道部と新体操部の対戦となったこちらの試合は、やはり田村の勝利となった。リボンが得意な田村のモップ捌きは見事で、大神はこの場所にいま新・新体操が誕生したのを感じた。篠崎も決して遅くはなかったが、いかんせんFカップの乳房が邪魔をして何度もブラシを手から落としてしまっていた。この子は本当にこれで茶を点てることができるのだろうかと大神は疑問を抱いた。
 続いての対戦は1年あざやか組の木村未来と4年おもいやり組の月島里奈で、なにしろ1年生と4年生だし、それに加えて月島は陸上部と来ている。勝敗は明白かと思われたが、演劇部の木村が意外な健闘を見せた。ふたりとも最後まで転ぶことなく本気の疾走となり、辛うじて月島が威厳を保った。
「さあ、ファイナリストが決まったぞ」
 大神は先ほどから大神の足元に跪き、大神の陰嚢に顔を埋めている水本愛に向かって声を掛ける。
 ちょうど本日の朝勃ち当番であった水本は、午後になっても大神の陰嚢を離そうとしないのだった。
 水泳部部長の彼女のこと、毎年のこのプール掃除も愉しいイベントに違いないはずなのに、今日はどうにもこうにも陰嚢から離れられなくなってしまったらしい。しかし学園の共有財産である大神の陰嚢をひとりに独占させておくのは、他の生徒にとっておもしろいはずがなかった。とは言え水本は6年生であり、あまり真っ向から抗議もできない。
 そこで組まれたのがこのブラシ掛け競争だった。優勝商品は大神の陰嚢。
 水本は不満そうに尖らせた口で大神の睾丸を突つく。そしてしぶしぶ陰嚢から顔を離し、シード選手として最終対決のスタートラインについた。
 榎本優、田村実夏、月島里奈、水本愛の4人がブラシを構えて並ぶ。
4人の目は獣のように鋭い。その8つの鋭い瞳は、一直線にゴール地点に立つ大神のちんこを捉えているのだった。直前まで水本に奉仕されていた大神のちんこは、ほぼ真上の位置にある太陽を指し示すかのように猛々しく隆起している。そこにギラギラとした紫外線と熱視線が降り注ぐ。
 それを感じながら、大神はにわかにこれから本番を迎える夏に心を躍らせた。
 この夏はいっそ服を着ず、ずっと裸で暮らしてもいいんじゃないか。なぜか急にそんな風にも思った。
 スタートの声があがり、少女が一斉に走り出す。
posted by おむすび三太 at 13:00| 6月30日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月28日

午前7時00分

 今朝の生徒は処女ではない。
 起きた瞬間、大神の頭の中にはそんな感想が浮かんだ。
 掛け布団を持ち上げてトランクスを下げるというそれだけの動作だが、それでも技量の差というのは出る。男と身体を重ねたことのある生徒は、2年生であっても手つきに迷いがない。それに対してバージンの場合、たとえ6年生であってもたどたどしいものだ。
 今朝の生徒はその論でゆくと間違いなく前者だった。近ごろでは当番表に目を通すこともないため、今朝の担当が何年生の誰なのかは判らない。しかしその手さばきはやけに堂に入っている。
 夏ももうすぐ本番で、大神の身体に掛けられた布団は薄手のもの1枚だ。
 頭だけ持ち上げて下半身のほうを見やれば、掛け布団が生徒の形に盛り上がっている。まるで安物のオバケのようだが、毎朝の風景となっている大神にとっては恐怖の対象ではなかった。布の描く曲線が、遮光カーテンの隙間から差し込んでくる光を受け止め、プリズムを白いカンバスに映し出していた。
 寝汗もずいぶんかいたはずだ。布団の中、トランクスの中の臭いは相当こもっているに違いない。
 この臭いに気圧されてなかなか作業を進められず、ホームルームに遅刻するはめになる少女も少なくない。制服であるガーターリングテイクオフショーツソックスを脱いで泣きながら全力疾走する少女を、大神は何人も見てきた。「大神先生と盛り上がりすぎた」などとクラスメイトには言い訳する彼女たちは、実際のところミッションに失敗している場合が多い。つまり男性性の放つ臭いに怯えてしまって、ついに大神の朝勃ちを治めるという役目を果たせないままタイムリミットが来てしまうのだ。となると、なにしろ気持ちよくしてあげたら幸福が舞い込むという謳い文句の大神の陰嚢であるので、それをこなせなかった少女は大きなショックを受けることになる。朝勃ちを治めることのできなかった自分には、逆にとんでもない災厄が訪れるのではないかと恐々となる。このためそのようなことになってしまった場合、大神はアフターケアとして昼休みにその生徒のもとに向かい、陰嚢を差し出してやることにしている。そうして生徒にもういちどチャンスを与えるのだ。昼休みは潰れてしまうが、多感な時期の少女たちの安息には代えられない。少女たちには絶対に射精をさせてあげたいと大神は考えていた。それが神の陰嚢を持った自分の使命であると。
 しかし今朝の生徒にはそんな心配はないようだった。
 足に引っ掛かるトランクスを右手ですっかり脱がしながら、空いているほうの左手では既に陰茎をこすりたてている。根元から先端まで丁寧なグラインド。さらには陰嚢に細く冷たい冷気も感じる。口を尖らせて吐息をぶつけてきているらしい。これは相当の手練だ。
 優秀な生徒は数多くいるが、ここまでのレベルはそうそういるものではない。頭の中を複数の候補が駆け巡り、やがてひとりの生徒にいきついた。
 下半身を襲う激しい快感をこなしつつ、大神は生徒の身体を隠していた掛け布団を一気に剥ぐ。
 するとそこにいたのは、果たして6年すこやか組、天野里佳だった。
「先生、おはよ。いただきまーす」
 2種類の挨拶を立て続けにすると、里佳は大神のそそり立つ陰茎をぱくりと咥え込んだ。
 
posted by おむすび三太 at 07:00| 6月28日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月26日

午後4時30分

 5年ほがらか組、古嶋瑠衣のTシャツは襟ぐりが広いタイプで、足元に跪かれると胸元が丸見えになった。ブラジャーはピンクで、5年生なのでTシャツもピンクならば、17歳の少女の肌もまたピンク色である。3つの異なるピンク色は襟ぐりの内側に複雑なマーブル模様を作り上げていて、それだけでひとつの作品のようだ。さすがは美術部の部長だと大神は思った。
 乳房はDカップと言ったところだろうか。美術部にしておくにはもったいないすらりとした肢体には、不釣合いなほどのサイズだった。自らの肉体の構図が狂っているというのに、この子はこれで正確にデッサンなどできるのだろうかと大神は不安になった。
「先生、右足をもうちょっと外側に出してください」
 跪いた瑠衣はそう唱えながら、手のひらを大神のふくらはぎに這わせる。
 少女の肌特有のみずみずしい吸着感が、大神の脛毛に切ない感触を残して離れていった。
「……うん、そう。じゃあそれでお願いします」
「おい、これで固定なのか? なかなかハードだな」
 絵のモデルを頼まれて安請け合いしたものの、いざやってみるとかなり重労働なような気がしてきた。ひとつのポーズを崩さないまま2時間も3時間も立っていなければいけないのだ。
「そうです。絵のモデルって大変な仕事なんですよ」
 ポーズ制定の役目を終えた瑠衣は、自分の席に戻りながら答えた。そして席に就いて言う。
「だから先生に引き受けてもらって助かりました」
 普段は下ろしている胸元まである栗色の髪を、古嶋瑠衣は大振りのコンコルドピンでまとめ、頭頂部に積み上げている。その様がやけに色っぽくて、それでにっこりと微笑まれると、それ以上ハードワークについて文句を垂れる気持ちが一気に失せた。
「それじゃあさっさと描きなさい。くれぐれもハンサムにな」
「はい、分かってます。じゃあみんな、描きはじめましょう。大神先生、よろしくお願いします」
 よろしくお願いしまーす、と他の部員たちもめいめいに挨拶を口にした。
 そして一斉に、イーゼルに立てたスケッチブックに鉛筆を走らせはじめた。
 一部だという部員はそれでも20人ほどもいて、美術室はかなりの人口密度だ。大神を取り囲むように椅子を並べた少女たちは、一心不乱に大神の肉体を目の前の紙に描出してゆく。
 そしてその中にはつい昨日の朝勃ち当番だった、3年すこやか組の瀬尾綾音もいた。
 あまり動かせない首で綾音のほうを見やると目が合って、綾音は小さく会釈してみせた。顔を少し赤らめているのは、昨日のことを思い出しているのだろうか。
 思えば瀬尾綾音がこうして大神の肉体を描くのに先んじて、大神は綾音の奉仕によって綾音という名のまっさらなカンバスに白い飛沫を放っていたのだ。どうやらちゃんと取れるか心配していた、メガネに飛んだ精液も、無事に取れたらしい。今はまじめな顔をしてレンズ越しにこちらを見つめている。
 しかし昨日はそのメガネに精液が飛んだのだ。今でも臭いは残っているのかもしれない……。
「先生、そこが脹らむと、構図が狂っちゃいます……」
 困った風に注意してきたのは、いちばん近くにいた1年きよらか組の土岐さゆみであった。
 
posted by おむすび三太 at 16:30| 6月26日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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